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加盟チームに対する懲罰処分について 富士フイルム海老名Minerva AFCの公式戦参加義務違反の件

当協会懲罰委員会は、富士フイルム海老名Minerva AFC(以下「対象チーム」といいます。)に関する下記事案について調査および審議を行った結果、規程に基づき、下記の処分を決定いたしましたので、Xリーグ競技運営規程第38条11項に基づき公表いたします。

                                 記

1.       対象事案
1-1.   認定事実
当協会懲罰委員会は、対象チーム、相手チーム(オービックシーガルズ)、当協会関係者へのヒアリング及び当委員会への提出資料に基づき、以下の事実に該当するものと認定した。
・  対象チームは、当協会主催にて2026年9月13日に開催が予定されていた公式戦、Xリーグプレミア第6節「富士フイルム海老名Minerva AFC 対 オービックシーガルズ」に参加しなかった。

 1-2.        競技運営規程違反
当協会に加盟し、Xリーグプレミアに参加する全てのチームは、競技運営規程第8条に基づき「協会が指定する公式戦に参加する義務を負う」ところ、当協会懲罰委員会は、対象チームの上記認定に係る行為は、かかる当協会指定の公式戦参加義務に違反するものと判断した。

1-3.        処分の内容
当協会懲罰委員会は、対象チームに対し、競技運営規程第38条乃至第40条に基づき、上記1-2記載の認定に関して、以下の懲罰処分を科すものとする。
・  罰金:100万円
・  試合の没収:得点を1対0として試合を没収する

 なお、本処分は、競技運営規程第38条11項に基づき、当協会HP上において公表する。 

 1-4.        処分に関する補足説明
(1)    違反の重大性について
当協会および当協会への加盟チームは、「我国のアメリカンフットボール競技の普及および振興を図り、もって国民の心身の健全な発展に寄与する」(当協会定款第3条)との共通の目的および理念の下、Xリーグを組織し、一体となって、アメリカンフットボール競技の継続的な発展と、公式戦の運営に取り組む立場にある。
そして、各チームおよび選手は、ファン、パートナー企業、ならびに各種関係者の支援を得て、日ごろの厳しい鍛錬に励み、その成果を公式戦において発揮し、真摯にかつ全力で競技に向き合う姿を広く社会に示すことによって、アメリカンフットボール競技の魅力を広く社会に伝え、上記理念を実現するものである。

したがって、当協会競技運営規程第8条に定める各チームの公式戦への参加義務は、上記理念の根本を構成する、加盟チームの最も重要な責務であって、公式戦への参加を取りやめることは、Xリーグの存立基盤そのものを揺るがす、決してあってはならない行為である。
対象チームによる、この度の試合放棄は、試合を楽しみにしていたファンの期待を裏切るもののみならず、開催に向けて準備に尽力していた関係者、パートナー企業をはじめとするXリーグを支えるすべての者に対して極めて重大な影響を及ぼし、大会運営において甚大な経済的損失を生じさせ、全ての関係者の信頼を根底から失墜させた背信行為に他ならない。

よって、当協会懲罰委員会としては、対象チームによる、当協会競技運営規程第8条に基づく公式戦参加義務違反について、Xリーグの規律と秩序を著しく乱す、極めて重大な違反であると評価せざるを得ない。
むろん、本件に至る過程において、対象チームが置かれていた事情等に一定の斟酌すべき点があったことは、当協会懲罰委員会としても考慮した。しかしながら、それらの事情を踏まえたとしても、対象チームによる公式戦参加義務違反がもたらした甚大なる影響と責任を免れるものではない。

以上の経緯および違反の重大性を総合的に勘案し、当協会懲罰委員会において厳正なる協議を重ねた結果、上記の処分とした。

(2)    同様の事案に対する厳罰化について
当協会懲罰委員会は、上述した各加盟チームが負う、公式戦参加義務の極めて高い重要性を改めて強調するとともに、今後、二度と同様の事案が発生させてはならないことを、ここに強く警告する。
仮に、今後、同様の事案が生じた場合には、その行為の悪質性や及ぼす影響等の深刻さを重く受け止め、本件よりもさらに厳格かつ断固たる処分を科す方針であることを予め付言する。

(3)    協会に対する規程及びXリーグガバナンスの見直しの要請について
この度の事案は、上述したとおり、Xリーグの根幹を揺るがす重大な義務違反であり、本来であれば、さらに重い処分が科されるべき事案であると評価せざるを得ない。
しかしながら、現行の当協会競技運営規程においては、罰金の上限が低く設定されている(100万円)など、本事案の重大性に相応する、実効的かつ適正な処分を科すための制度として十分とは言い難い。
また、本事案が発生した過程において、Xリーグとしてのガバナンス機能が十全に働いていない状況が看取された。

したがって、当協会懲罰委員会としては、本件を重大な契機と捉え、当協会に対し、違反行為に対する処分の実効性を担保するための関連規定の速やかな見直し、ならびに厳格化に向けた制度整備を行うとともに、Xリーグとしてのガバナンス全体を見直すよう強く要請した。

2.       処分の効力発生日
2026年9月20日

以上

 

(一社)日本社会人アメリカンフットボール協会 懲罰委員会
懲罰委員会委員長:髙橋 壮介(協会顧問弁護士)
副委員長:大河 正明(外部有識者/公益社団法人SVリーグ代表理事)
委員:西村 大介(理事長)
   島居 浩司(副理事長)
   山谷 拓志(理事/静岡ブルーレヴズ株式会社 代表取締役社長)

 
■お問い合わせ先 (一社)日本社会人アメリカンフットボール協会
メール:info@xleague.jp