【Xリーグプレミア週間MVP】激戦続きの第3節 FGブロックを2回記録したノジマ相模原のDL齊川尚之がスペシャルチームMVPに オフェンス部門は華麗なパスを決めた富士通WRサマジー・グラント
Xリーグプレミア第3節は前半はほぼ互角の展開を見せながら後半の戦いを制したチームが勝利を手にする試合が相次ぎました。5試合すべてでハーフタイム時のスコアが同点もしくは4点差以内という接戦。後半のアジャストが功を奏する、もしくはチャンスをものにしたチームが勝つというアメリカンフットボールのゲームメークの面白さが見られました。
富士通フロンティアーズ、オービックシーガルズ、エレコム神戸ファイニーズが無敗を守って開幕3連勝とする一方で、これまで勝ち星のなかったパナソニック インパルスと東京ガスクリエイターズが今季初勝利をあげました。その結果、勝ち点9でトップに並ぶ3チームと、それに続く勝ち点3の5チームの差が少し開いたという状況です。とはいえ、シーズンはまだ約4分の1を消化したばかり。今後の展開で順位は大きく変わる可能性があります。
Xリーグの解説員が投票で選ぶ第3節の週間MVPは数字よりも内容が重視される結果となりました。全4部門でタッチダウンが絡むMVPは東京ガスのQB谷口雄仁選手とWR林裕嗣選手が生み出したタッチダウンパスのみ。WRでありながら見事なロングパスを決めた富士通WRサマジー・グラント選手や、1試合で2回のフィールドゴールブロックという快挙を達成したノジマ相模原ライズのDL齊川尚之選手が多くの票を集めました。
<Offensive Player of the Week>
WRサマジー・グラント(富士通フロンティアーズ)
富士通は富士フイルム海老名Minerva AFCと対戦。前半は富士フイルム海老名が先制しては富士通が追い上げるという試合展開でした。この試合でグラント選手は9回のパスキャッチで91ヤードを稼ぐ活躍で逆転勝ちに貢献しました。なかでも光ったのは、第2クオーターに見せたグラント選手のパスです。富士フイルム海老名が7‐0とリードしていた場面で、QB高木翼選手からラテラルパスを受けたグラント選手は、右に展開しながら見事にWR木村和喜選手に45ヤードのパスを成功させたのでした。このパスでゴール前3ヤードまで進んだ富士通は高木選手からRB香川将成選手への3ヤードタッチダウンパスとそれに続くトライフォーポイントで同点に追いつきました。前半を10‐14という劣勢で折り返す苦しい試合を経験した富士通でしたが、後半はディフェンスが富士フイルム海老名をシャットアウトする一方でオフェンスが3タッチダウンをあげて勝利しました。

<Defensive Player of the Week>
LBマイケル・ルフィル(東京ガスクリエイターズ)
今季から東京ガスに加入したマイケル・ルフィル選手は、188センチ、107キロというサイズの持ち主で、ボールキャリアーを素早く見つけてタックルする選手です。ボールキャリアーやパスターゲットを見つけてからその選手に突進するクロージングスピードやパシュートは目を見張るものがあります。こうしたプレースタイルがタックル数の多さにつながっており、第3節終了時の彼のタックル数はリーグ2位の17を記録しています。そのうちの6個をマークしたのが、東京ガスが今季初勝利をあげたオール三菱ライオンズ戦でした。この試合ではファンブルフォースもひとつ決めており、プレーメーカーぶりを印象付けました。

<Special Teams Player of the Week>
DL齊川尚之(ノジマ相模原ライズ)
今季未勝利ながら、全勝のオービックを相手に激闘を演じた第3節のノジマ相模原。試合には敗れたものの、ディフェンス陣の健闘は賞賛に値するものでした。そのディフェンスの中心選手のひとりでもあるDL齊川尚之選手がフィールドゴールブロックで大きな仕事をしました。フィールドゴールがブロックされるシーンはそう多くは起こらないもの。それを1試合で2回、それも同じ選手が記録するという快挙を齊川選手が成し遂げました。187センチの長身もさることながら、ブロックを外してたくみに相手領域に侵入するテクニックは一見の価値ありです。

<Play of the Week>
東京ガスQB谷口雄仁からWR林裕嗣への48ヤードTDパス
第2節までタッチダウンがとれなかった東京ガスは、オール三菱戦で2つのタッチダウンを記録し、今季初勝利をあげました。今節のPlay of the Weekはこの試合からタッチダウンプレーが選出されました。第4クオーター、相手のファンブルから得た攻撃権で、東京ガスは敵陣48ヤードでサードダウン11ヤードという場面を迎えました。直前のプレーでQBサックを喫して5ヤードをロスしたばかり。そのプレーが頭にあったのか、スナップを受けてパスの体勢に入ったQB谷口雄仁選手は外側からポケットがつぶされかけると、迷わずに前進してパスラッシュを回避します。そして、前へ進む勢いをそのまま生かすように縦に長いパスを放ります。その間にWR林裕嗣選手はDBを振り切ってワイドオープンになり、エンドゾーンでオーバーショルダーのパスキャッチをしてタッチダウンとしました。

関連リンク
<ゲームリポート>
・富士通が後半21得点で逆転勝ち 富士フイルム海老名は48日ぶりの試合を飾れず
・QB谷口が2TDパスで東京ガスが今季初白星 オール三菱は連勝ならず
・オービックシーガルズがQBピアース・ホリーの2TDパスでノジマ相模原ライズとのロースコアゲームを制し開幕3連勝
<動画>(XリーグTV on アメフトライブ by rtvへの登録が必要です)
・富士通フロンティアーズ vs. 富士フイルム海老名Minerva AFC
・東京ガスクリエイターズ vs. オール三菱ライオンズ
・ノジマ相模原ライズ vs. オービックシーガルズ
<ハイライト動画>
・富士通フロンティアーズ vs. 富士フイルム海老名Minerva AFC
・東京ガスクリエイターズ vs. オール三菱ライオンズ
・ノジマ相模原ライズ vs. オービックシーガルズ